亀さんの陶芸教室奮闘記

昔から気になっていた陶芸、帰り道で見つけた陶芸教室に入会してみた。陶芸の知識も全くない親父が、これからどうなるのか楽しみに備忘録を残してみる。

ダブルヘッダー

今日も、ろくろ成形。相変わらずのビアマグ作り。

先週はお休みにしたので、今日は午前2時間と午後2時間のダブルヘッダー陶芸教室で、頑張ってみた。

午後からも参加できますか?と急に確認したが、大丈夫と嬉しい反応。このフレンドリーさと自由さが、この教室の良いところでもあり感謝です。

菊練りから始めるが、 土の量が少ないと手の大きな私には難しい印象。

スタッフ先生の菊ねりの見本。菊紋になっていて、上の部分から空気が上がっているイメージ。

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私の場合、少しはイメージが出来てきたが、上の部分を潰しているようで、逆に空気を入れてる感じがする。 右手と左手の力加減だろうか、最後にラグビーボールの形になかなか出来ない。まだまだ練習が必要と実感。

今日は午前は赤土で、午後は白土で、ろくろ成形した結果が、これ。

左側が赤土、右側が白土。比べてみると少し色が違う。

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背が低くなった器は、ろくろ成形の時に、途中部分が極端に薄くなったので、上の方がグラグラと不安定になり、上を削り取ったので高さ12cm程に小さくなってしまった。(泣)

下から上に薄く成形する事がポイントと分かっていても、そう上手くは行かない。陶芸は簡単ではなく、道のりはまだまだ長い。

でも、ビアマグに使う土の量や、底の深さの決め方、 底を広くして、上に伸ばすコツなど、少しずつ分かってきたように思う。

器を伸ばす途中で厚みが極端に細くなれば、せっかく伸ばしたのに。と思わず、躊躇せずに、そこから上を切り取るのも必要と実感。もっと練習時間が欲しいところである。

今日の午前午後のダブルヘッダー教室は良いと思った。またの機会があればやってみたい。

次回は、とても5つの器を削れるとは思えないので、どうするかは考えたい。

削り過ぎた。。

今日は前回のろくろ成形のビアマグを削る。ろくろ成形で、しっかりと底を広く作れたので期待感がある。

前回の経験からビアマグの底まで入る「シッタ」を選んで、ろくろ台で中心を合わせるが、やはり、これが苦労する。

「シッタ」の底に水を付けて、ろくろ台に置いて回転させながら「シッタ」を中心に合わせるが、これが難しい。時間をかけると、ろくろ台と「シッタ」が引っ付いて取れなくなる。外す時は、トンカチでろくろ台を叩いて取り外す事になり、素早く「シッタ」を中心に合わせる必要がある。正直、これは、かなりハードルが高い。

練習を兼ねて30分の悪戦苦闘の末、やはりそう簡単にコツは掴めない。まあ、これで良いかと固定しての削りのスタート。先が思いやられる。

器の厚みを確認する度に「シッタ」に乗せた器を取り外すので、その度に器を回転の中心に合わせる事になり、毎回、中心が合わなくてフラフラする。まだまだ素人には難しい。

削りを進めて行くと、今までのビアマグより極端な円錐形にならずに、ろくろ成形で良い形になっていた。

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だが、どうしても削りで中心が出なくて、ふらつく。無理矢理ふらつきを止めるために、何度も中心を変えて削り直していたら、器の厚みに太い薄いが出来てしまったようだ。

削り終わって、器の下の方を触ると極端に薄い場所があり、手で押さえてヒビが入って穴が開いた。(泣)

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残念ではあるが削りの難しさと実感。ろくろ台で「シッタ」と器を中心に合わせる事の大事さを学んだ気がする。陶芸は全ての工程が難しくもあり、楽しい。

今回も、削ったヒアマグは二つに切ってリセット。悲惨な切り方が落胆を表す。(苦笑)

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果敢に薄くしているのが良く分かるが、やり過ぎでした。逆に高台はまだまだ削れる。しっかり高台の高さを測って削る必要があるが、今日も時間がなく測らずに適当に終わったのが残念でした。いつか1日4時間やろうかと思う。

成果なしの今日の苦労の残骸。

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 一つ一つ、全てが経験。また次の機会を楽しみに、頑張ってみたい。

ビアマグの底は広く

今まで、ろくろ成形でビアマグの底の面積が狭いので、高さがある分、どうしても削った後は余計に逆円錐形の形になってしまう。ろくろの初めの段階で底を広く平に成形する事が大事になるが、なかなか難しい。

師匠に教えて貰った。

先ず、どの程度の土が必要かの感覚を掴む必要があるが、作るビアマグの底の位置を、左手で決めたら、器の内側を掘る。

掘り進めながら、器の上側が太くならないように、下から上に少しずつ薄くなるように、ろくろ成形する。

底の高さが決まれば、次に底の面積を決めて(今回は5〜6cm程度か)この部分を平行に真っ平にする。これ意外と難しい。

この状態が出来たら、器を外側左手で押し上げながら土を上に伸ばすが、その時に器の内側の右手の固定の仕方がポイントになるらしい。右肘を右膝に固定させると、安定感があるので上に伸ばし易い印象。なるほどと思った。

意外と一気に高く伸ばす事が出来たように思う。器の途中で薄くなる場所があり、サポート頂き何となくビアマグの完成。トンボ目標15cmをクリア。

焦って上に伸ばさないこと。ろくろ成形は、土を伸ばす動きと、形を整える動きは別。

器の外側は成形後に削る事になるので、内側の形状を自分好みの形状にする事が大事で外側の見た目の形状ではない。

納得のポイントでした。

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それなりに底が平で面積がある。

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次回は、これをろくろで削る。底部分が太く削り甲斐はありそうだが、これを削ると、どうなるか楽しみ。

初削ぎ

前回、ろくろ台で削った重たい方のビアマグを、もう少し削ろうと思い、今回ろくろで削るのではなく、道具を使って器の外側を縦に削ぐことにした。陶芸は何でもありと言う印象で、好きなように削いでみた。

固定する物もなく器を手に持ち削ぐと、真っ直ぐに規則正しく削ぐ事は難しく、段々と斜めになる。仕方がないので、途中から削ぎ方を変えて模様にしてみたが、まるで小学生の工作、縄文土器のようだ。(笑)

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削ぐのは一つだけにして、もう一つは、そのまま素焼きしてもらう事にした。どんな違いが出るのか楽しみ。

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削いでから、スポンジで少し濡らしながら、凸凹を滑らかに出来るらしいが、今回は雑に削いだままにしてみた。削ぐ事で、釉薬がどう流れるのかも興味がある。

器の外側を削ぐとビアマグを持った感じはゴツゴツ感があり持ちやすい印象。デザイン次第だが、これはこれで変化があって楽しそう。

さてさて、この2つは、どうなるのか楽しみに素焼きしてもらう事にする。

 

「シッタ」を使った削り

前回、何となく同じようなビアマグを2つ、ろくろ成形出来たので、1週間が経ち今日はこれをろくろ台で削る。

陶芸教室では、ろくろ成形した器を、湿らせた新聞紙やビニール袋で包み、発泡材のケースで保管してくれる。次回の予定日を記載しておくと、そのタイミングで削りやすいように、スタッフの皆さんが乾燥状態を確認しながら調整してくれる。目立たない気配りに、感謝です。

今回の削る前が、こんな感じ。この段階では、何となくビアマグらしい。

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ろくろ台に「シッタ」を乗せて、その上に器を乗せて削るが、「シッタ」の上に乗せる器がフラフラしないように、ろくろの回転に合わせて中心を出すのが難しい。

器を軽く叩きながら、ふらつかないようにするが、削り具合を確認するたびに器を外すので、その度に中心合わせに時間がかかっていた。

教室では、いろいろな「シッタ」が用意されている。

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ビアマグの底の内径より「シッタ」が太いと、ビアマグの途中で「シッタ」が止まるので、出来るだけ器の底まで入る「シッタ」を選ぶと、ろくろ台で中心が合わせやすく削りやすいとのこと。確かにと思った。

出来れば自分の作りたいビアマグ形状に最適な「シッタ」を作れないのかとも思った。

削り後のビアマグ擬きと、大量の削りカス。(苦笑)

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まだまだ納得行く形状のビアマグではない。もっと底を広く垂直に薄く成形できるように、次回からも頑張ってみたい。

 

ビアマグ作りに拘る

今日も、ビアマグのろくろ成形にチャレンジ。暖かい日が多くなり、ビールの美味しい夏も目の前、当面、ビアマグ作りに専念する。

相変わらず「荒練り」から「菊練り」。「菊練り」は、右手で押して、左手で回しながら持ち上げ、右手でまた押すのを繰り返す。イメージトレーニングとは違い、まだまだ。ろくろ台に乗せて「土殺し」、陶芸用語だけは良く分かるようになってきた。(苦笑)

今日のろくろ成形は、この完成度。

前回の失敗から、底を広くしてから、15cmのトンボのサイズまで高くしたが、意外と見た目は前回より良くなったかも知れない。

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今回、教えて貰って気付いたのは、外側の手(左手)の力加減で、今までは外側の手の力が弱く、今回、内側(右手)よりも外側から強く内側に押す事で、土が上に上がって行く感触があった。

あと、どうしても手を固定したくて親指同士を接していたが、高さのあるビアマグでは、両手を別にして土を伸ばせるようにならないと、底が深いため親指がビアマグに当たってしまう。的確なアドバイスで、この二つ、ポイントかも知れない。

「しっぴき」は、前回は上手く行って成形品を切り離せたが、今回は苦戦。(泣)

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糸が一周する時に左手の糸を引っ張るが、上下にずれて糸を引いたために、切り離せてなかった。

師匠が撮影してくれたビデオで確認して良く理解できた。糸をピンと引っ張る事で良くなるらしいが、真っ直ぐに切る事は削りのやり易さにも関係して大事なようだ。まだまだ勉強。

今回も二つを成形したが、一つは高さ15cmまで伸ばせたが、二つ目は土の量も少なかったのと時間切れで断念したが、二つ目は下から太くなっていて、意外とビールが入りそう。ビアマグとしては、この形の方が良いかも知れないと感じた。時間切れは実に残念。

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今回も成形品を二つに切ってみた。f:id:youyouyakame:20240316185845j:image

高さ15cmの成形品は、意外と綺麗に伸ばせているように思うが、背の低い方は、まだまだ下から伸ばせるのが見て分かるし、上の方で厚みが薄くなっていて、ろくろで、ぐらついていた理由も分かる。

今回は、土を上に伸ばす方法が少し分かったように思う。アドバイスに感謝。

次回も、土練りと、ろくろ成形を頑張る事にする。

 

ビアマグ擬きを削る

ろくろ成形で、なかなかビアマグを高く出来なかったが、成形する土の量をふやして頑張って伸ばしてみた。

目標に作ったトンボの長さ(高さ15cm)を、何とかクリアした。

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見た感じは、いい感じだが、妙に、ずっしりと重い。(汗)

どうも、内側の底の面積が狭く、内部が逆円錐形のような形になっている。内部の高さ15cmあっても、ビールの量が少なくなりそう。

改めて、ろくろ成形の初めの段階で、底の面積を広くしてから、ろくろで上に上げないとダメと実感。

 

今日は、これを、ろくろを使って削ってみる。最近、教えて貰っているスタッフさんから、かなり削り甲斐があるとのコメント。意外と的確にダメ出しアドバイスをしてくれのが笑えて、癖になる。(笑)

削る前が、こんな形状。高さ15cmのトンボが、しっかり入る。

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「シッタ」に載せながら悪戦苦闘で削る。

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ろくろ台の回転に合わせて、中心を出すのが、相変わらず難しい。

削りカスを写真に撮り損ねたが、大量のカスが溜まる。

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削りが完成。なんと、削り後の形状が細っそりして、かなり笑える。(爆笑)

間違いなく逆円錐形である。

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今日はこれ一個に苦戦した。確かに、削り甲斐があった。(苦笑)

 

今日もビアマグを半分に切断しようかと思ったが、このサイズが、素焼き、釉薬、本焼きの工程を進むと、最終的に、どんな大きさになるのか確認したく、素焼きしてもらう事にした。

削り後の形状は、高さ15.5cm、上が10cm幅、底が5.5cm幅。さてさて、これはこれで、どうなるか?楽しみにする。

やはり、ビアマグは高さがあるので、伸ばす前に、しっかりと底は広く取ってから上に伸ばさないとダメ。次回からの、ろくろ成形のチャレンジポイント。

益々、楽しい。もっと陶芸をする時間が作れたら良いのだが。頑張ろう!