前々回、前回と釉がけした湯呑みが焼き上がった。
「黒マット釉」と「白マット釉」の2種類の釉薬を使った湯呑みが、こんな感じ。
本焼前
本焼後
「マット釉」を湯呑みの外と内の色を変えて釉がけしたが、湯呑みの口の部分は、二重がけになり、釉薬が付きにくいと言う事だったが、確かに白と黒の斑らになり、白色と黒色が故に、かなり妖怪的で気持ち悪い出来でした。(苦笑)
これで、焼酎を飲んでもかなり不味そう。(泣)
「マット釉」は、光沢が抑えられて良い感じの色になっているが、二重がけが予想よりも馴染まず、流れてなくて、改めて「マット釉」は流れないんだと実感。
無難に1種類の釉薬が良かったかも。
まあ、出来としては残念ではあるが、釉薬の選び方や釉がけの方法やテクニックなど、これからの良い基準になりそうで、前向きに考えて次を頑張ります。
一方で、前回「白萩(しらはぎ)釉」をベースにした、3つの作品の焼き上がりは、こんな感じ。
本焼前
本焼後
焼き上がり後の変化が良く分かる。二重がけした釉薬の種類で、こんなにも焼き上がりが違うのかと、驚きでしかない。
かなりいい感じで、湯呑みの内側、外側に、二重がけしたそれぞれの釉薬が馴染みながら綺麗に流れている。
「白萩釉」に「青銅釉」は湯呑みの上の部分だけを少し二重がけしただけなのに、こんなにも流れていた。
「白萩釉」に「飴釉」。こちらも独特の流れ方で予想以上に流れている。
「伊羅保(イラボ)釉」に「白萩釉」。こちらは、内側に釉薬が流れない掛け方をしたが、外側にもそれほど流れていない。
下地に溶けやすい「白萩釉」を使った二重がけは、何とも言えない焼き上がりになっており、改めて「マット釉」と全く違っていた。
こちらは自画自賛、素晴らしいの一言。(笑)
釉薬の種類は多く、それぞれの釉薬の特性や、掛け方もいろいろな方法があり、まだまだ発見は続きそうです。
一連の作品作りは、陶芸の楽しさ、奥深さを実感する事が出来た。実際に色が付いて焼き上がると、陶芸の楽しさが益々良く分かる。
リタイヤ後の親父には、良い趣味の一つになりそう。楽しみになって来ました。
スタッフの皆さんに感謝です。