前回、釉がけした湯呑みが焼き上がった。
綺麗なブルーに焼き上がっていて、感激。
やはり少し小さくなっていたので、湯呑みと言うより、日本酒を飲むのに良い感じである。(笑)
良く見ると、表面にプツプツとした跡があり、これは釉薬をかけた後で、しっかりと指で擦って見栄えを良くすると少なくなるらしい。慣れて来ると、このプツプツ感が気になるらしいが、初の釉がけなので、これで十分、感激でした。
釉薬は、いろいろあるので楽しみになるが、ゆっくり進めて行く事にする。
今回は背の高い湯呑みにも釉がけしてみる。先ず水に濡らしたスポンジで綺麗にホコリをとる。
釉薬サンプルを見ながら、前回は1種類の釉薬だったが、今回はシンプルに白と黒の2種類の釉薬を使って、湯呑みの中と外の色を変える事にした。
先ずは、分かりやすい「白マット釉」と「黒マット釉」を使う事にした。釉薬にも相性があり、この組み合わせは良いらしい。
赤く見えるが、焼き上げると黒になるらしい。
内と外の境目の飲み口のところは、釉薬が2種類かかる二重がけの部分になり、釉薬が流れ落ちるらしい。
釉薬が流れる部分を、湯呑みの内側にして、外側は流れない掛け方にする。
先ず、湯呑みの中に、尺で釉薬を入れて、湯呑みを回しながら下にして、釉薬が内側に全部かかるようにしながら、くるりと回しながらバケツに戻す。出来るだけ早く動作するのが良いらしいが、少し長く釉薬に付けた印象。
乾いたら、釉薬のバケツに湯呑みを逆さまにして、湯呑みの中に空気を入れた状態で、釉薬の中に湯呑みを押し込みながら漬ける。
今回は、高台に撥水剤を付けなかったので、高台の手前まで浸けた。
1つは、中が黒マット釉、外が白マット釉、もう1つは内外を逆の色にしてみた。
このままでも良かったが、しばらく乾かしてから、やはり高台部分もそれぞれの釉薬に漬ける事にした。
一部、釉薬が厚くなっている。この差が焼き上がりに、どうなるのかも楽しみ。高台の底はスポンジで釉薬を綺麗に拭き取る。
湯呑みの内側に、釉薬の固まりがあったが、これは釉薬の混ぜ方が不十分だったようだ。
また、しばらくすると二重掛けになる部分の釉薬にヒビが入り、剥がれ落ちるところが出来たので、釉薬をハケで盛るようにして補修した。釉薬が厚くなるからだそうで、特に口の部分は陶器が薄くなると釉薬が染み込みにくいらしい。
釉がけは、薄く手早く進めるのが大事そう。まだまだ、これから。
釉薬のゴツゴツした部分を削り、今日は、これで完成。後は、本焼きをしてもらう事にした。
釉薬の二重掛けは色合いが複雑になり、流れ落ちて光沢が出来たりするし、剥がれ落ちる場合もあるらしく、かなり難しそう。
次回は、残った湯呑みを、釉薬の二重掛けに挑戦してみる。
今日は、出来立てのトルコブルーの湯呑みで、日本酒を飲む。湯呑みに口を当てると、かなり滑らかで、お酒が柔らかく感じる?
まあ、そんな気がした。(笑)